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睡眠時無呼吸症候群について
当院の耳鼻咽喉科について~検査・治療の特徴~
当院の耳鼻咽喉科では、患者さんのニーズに合わせた検査と治療を提供することを心がけています。
医師による診察と治療
当院の耳鼻咽喉科医が診察を行い、必要に応じて、気道の通りを改善するために、扁桃摘出術や鼻閉改善手術などの外科的治療を提供します。
ポリソムノグラフィー(PSG)検査
自宅でできる簡易モニター検査、入院による正確なPSG検査のどちらも行うことができます。睡眠中の呼吸、脳波、心拍数、筋活動などを詳しく記録し、診断を行います。
小児の対応
小児も検査装置を装着できる場合は検査が可能です。小児は鼻症状や扁桃肥大などが原因で成長や発達に影響を与えることもあり、早期発見と治療が重要です。
こんな症状でお困りではないですか?
以下の症状やリスク要因がある方は、睡眠時無呼吸症候群の検査を受けることをおすすめします。
いびき
特に大きないびきをかく方。
日中の眠気
十分な睡眠をとっているにもかかわらず、日中に強い眠気を感じる方。
無呼吸の指摘
家族やパートナーに睡眠中の無呼吸を指摘された方。
肥満
特にBMIが高い方。
高血圧
治療中または管理が難しい高血圧の方。
心血管疾患の既往歴
心臓病や脳卒中の既往歴がある方。
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が一時的に止まる、または低下する症状です。
これにより、日中の眠気や集中力の低下、高血圧や心血管疾患、糖尿病のリスクが増加することがあります。
検査・治療の流れ
1.受診・問診
来院時に症状や既往歴について詳しく伺います。
簡易型モニターもしくは入院でのポリソムノグラフィー検査に関して説明後、今後の流れを決めます。
2.検査結果の確認と診断
簡易型モニターの結果やPSGのデータをもとに診断を行います。
診断結果に基づき、治療計画を立てます。
3.治療
〇CPAP(持続陽圧呼吸療法)
一般的な無呼吸の治療としてCPAPがあります。睡眠中に装着することで、気道が開いたまま保たれ、呼吸が途切れることなく眠ることができます。
〇外科的治療
必要に応じて、気道の通りを改善するために、扁桃摘出術や鼻閉改善手術などの外科的治療を提供します。
〇ライフスタイルの改善
生活習慣の見直しや減量など、非外科的な治療法も提案します。