本文
めまいについて
印刷ページを表示する
掲載日:2024年8月30日更新
慢性の「めまい」は安静にしていても治らない!
めまいを一度起こすと、「頭を動かすとめまいがする」というような状況から、「動くのが不安」という状態に陥ってしまい、「安静にしていよう」となるべく動かないようにしてしまう方が多くいらっしゃいます。
しかし、安静にし続けることで前庭機能が働かずめまいが長期化する恐れがあります。また、筋力の低下や社会活動への参加が少なくなってしまうケースもあります。
当院耳鼻咽喉科のめまい診療では、急性のめまいが落ち着いた後は積極的に動くことで、めまいが起こる以前の日常生活をめざしていきます。
めまい診察の流れ
1.初回診察
- 詳細な問診
- 聴力検査
- 画像検査(MRI、CTなど)
- 平衡機能検査(頭位変換検査、ビデオヘッドインパルス検査、カロリック検査など)
※ ビデオヘッドインパルス検査(2022年保険収載)を導入しました。
検査装置
検査の様子
これらを踏まえて、診断と治療方針をお話しします。
2.初期治療
- 薬物療法(抗めまい薬、抗不安薬、利尿薬など)
- 非薬物療法(生活指導、ストレス管理など)
3.前庭リハビリテーション
当院の耳鼻咽喉科では、めまいの治療において、薬物治療だけでなく、
理学療法士と連携して前庭リハビリテーションに力を入れています。